権利関係 過去問

【過去問】平成17年度問16

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問題

不動産登記の申請に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
(1)登記の申請を共同してしなければならない者の一方に登記手続をすべきことを命ずる確定判決による登記は、当該申請を共同してしなければならない者の他方が単独で申請することができる。
(2)相続又は法人の合併による権利の移転の登記は、登記権利者が単独で申請することができる。
(3)登記名義人の氏名若しくは名称又は住所についての変更の登記又は更正の登記は、登記名義人が単独で申請することができる。
(4)所有権の登記の抹消は、所有権の移転の登記の有無にかかわらず、現在の所有権の登記名義人が単独で申請することができる。

解説

正解(4)
(1)正しい。登記手続をすべきことを命ずる確定判決による登記は、当該申請を共同してしなければならない者の他方が単独で申請することができる(不動産登記法第63条第1項)。
(2)正しい。相続又は法人の合併による権利移転の登記は、登記権利者が単独で申請することができる(不動産登記法第63条第2項)。
(3)正しい。登記名義人の氏名もしくは名称又は住所についての変更の登記又は更正の登記は、登記名義人が単独で申請することができる(不動産登記法第64条第1項)。
(4)誤り。所有権の登記の抹消は、所有権の移転の登記がない場合に限り、所有権の登記名義人が単独で申請することができる(不動産登記法第77条)。

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